人工芝にはさまざまな種類があり、長さもそれぞれ違うことは知っていますか?
サッカー場などのスポーツ施設に向いている芝もあれば、家庭用に向いている芝もあります。
この記事では人工芝の種類や長さによる違いについてお伝えします。
人工芝の種類
人工芝の芝糸として使用される素材は、合成樹脂、プラスチックが主流です。
ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロンといった素材が多くの商品に使用されています。
素材に加え、芝一本一本の断面がどうなっているか、芝の形状や長さによって種類が変わってくるのです。
まずは、それぞれの素材にどんな特徴があるのかみていきましょう。
ポリエチレンの芝生
ポリエチレンは、工業製品によく使われる柔らかい樹脂素材で最近よく使われるようになりました。
屋外に設置される芝生として、避けることができない日光の紫外線と、雨風です。
ポリエチレンは、そのような屋外の刺激に対して強く、長い間柔らかい芝生を楽しむことができます。
また他の素材と比べて、光の反射が少ないため、見た目も人工的な雰囲気を抑えることができ、各社の最新人工芝製品によく使用されている素材です。
ポリプロピレンの芝生
ポリプロピレンは、ポリエチレンより硬い樹脂素材です。
比較的、安価な素材で幅広く活用されるのですが、ポリエチレンよりは太陽光など屋外での使用に弱くなってしまいます。
安い素材なので、費用を安く抑えたい場合や、日光が当たらない裏地など、高い品質を求められない場面で選ばれることが多い素材です。
ナイロンの芝生
ナイロンは、衣服やバッグなどに使用される、柔らかい樹脂素材です。
ナイロンの芝生はまるで天然芝のような柔らかい手触りの芝生になります。
しかし、屋外の刺激への耐久性はポリエチレンのようには強くない商品がほとんど。
そのため、ナイロンの人工芝は、屋内向きの高品質な芝生として、屋内スポーツ場や、インテリアのアクセントとして活用されることが多く見られます。
人工芝の長さの違い
人工芝の長さには大きく分けてロングパイル、ショートパイル、砂入り人工芝の3つがあります。
それぞれ違いをみていきましょう。
ロングパイル人工芝
ロングパイル人工芝は芝の長さが50~70mmの人工芝です。
サッカー場などのスポーツグラウンドに使われています。
ロングパイル人工芝は、パイルの隙間に充填剤が埋められているため、クッション性や滝急性に優れているのが特徴です。
大掛かりな施工が必要になるため、自宅にロングパイル人工芝を取り入れるのはあまり現実的ではありません。
ショートパイル人工芝
ショートパイル人工芝は芝の長さが20~40mmの人工芝です。
クッション材が含まれていないため、ロングパイルに比べてクッション性は低くなりますが、熱がこもりにくいため、夏でも快適に芝の上を歩くことができます。
フットサルコートなどでも使われていて、ロングパイル人工芝と比べると、 摩擦が少ない分、ボールスピードが上がりやすいのが特徴です。
一般的に使われている人工芝はこのショートパイル人工芝となっています。
砂入り人工芝
砂入り人工芝は芝の長さが15~25mm程度の芝に砂を充填した人工芝です。
テニスコートと併用しているフットサルコートなどでの利用が多くなっています。
ボールが早いというメリットはありますが、足が滑りやすく、ケガがしやすくなってしまうこともあげられます。
ロングパイルはこんな人におすすめ
ロングパイル人工芝のメリットは、芝の耐久性とクッション性です。
子どもやペットと遊ぶ際に人工芝を取り入れたいと思いますよね。
安心安全に気を使う際にはロングパイル人工芝がおすすめです。
一般家庭には向いていませんが、広いスペースで遊ぶ際にはロングパイル人工芝を取り入れみてはいかがでしょうか。
ショートパイルはこんな人におすすめ
ショートパイル人工芝は程よいクッション性で、チクチクする感触は、駆りたての高麗芝に似ています。
パイルが短いので掃除がしやすく、物を置いた時に安定感があるのも特徴です。
一般的な家庭用の人工芝はショートパイルとなっています。
自宅でパターゴルフの練習をする人にもショートパイルがおすすめです。
ロングパイル人工芝と比べると、費用も安くなりますので、人工芝を取り入れたいなと考えている人は、まずショートパイル人工芝で検討してみると良いでしょう。
まとめ
今回は人工芝の長さの違いやそれぞれの特徴、さらに用途ごとの選び方についてわかりやすく紹介していきました。
私たちMORAVIAではお客様に寄り添った提案をおこない、何が一番お客様の求めることを実現できるか素材選びから丁寧に考えます。
どんな庭にしたい、どんな人工芝があるのか気になるなど、お気軽にご相談ください!